ネズミは食料を求め家屋へ侵入してくるため、食べ物を漁られないような対策を講じることも大切ですが、ネズミの食料の基準を人間に当てはめてはいけません。今回は、食べ物じゃないから片付けないは危険。ネズミは石鹸も食べる?について紹介していきます。
雑食のネズミの食事
ネズミは快適さを求め、人間が住む建物に棲み付きます。
そして、快適さの一つの条件が食料の調達のしやすさにあるのです。
人間からすると食材と言えば、肉・魚・野菜といったイメージが強いことでしょう。もちろん、これらの食材もネズミは口にしますが、マヨネーズといった調味料や、お菓子もネズミにとっては大事な食料。例え賞味期限が切れていても、カビが生えていたとしても、ネズミにとっては生きるための食料となってしまうのです。
また、ネズミの歯は強靭で、ビニール袋や油の入った薄いプラスチック容器などは簡単に食い破られてしまうため、戸棚にしまうといった対策が必要となります。
さらに、家庭菜園、観葉植物といった植物系もネズミにとってはエサになりますし、ペットのエサを漁ることもあります。
このように、人間にとって食料として認識していないものまでもネズミは生きる糧としてしまうため、注意しなければなりません。
石鹸を食べるは本当?
ネズミが石鹸を齧るのには食べる以外の理由があります。
げっ歯類のネズミは、一生伸び続ける門歯と呼ばれる歯があり、門歯を削り整えなければエサを食べられなくなるため、硬いものを齧る習性があります。
門歯を削るために家具やケーブルなども齧るため、特別石鹸に固執しているというわけではなく、たまたま歯を削るのに適したものが近くにあったという理由で齧った可能性が高くなります。ただ、天然素材でできている石鹸の場合には狙って、食料として齧っている可能性もゼロではありません。
いずれにせよ、気づかずに使用すればネズミが媒介している菌と間接的に触れることになるため、齧られた跡を見つけたらラットサインとしてネズミの存在を疑い、駆除に向けた早期行動が大切となってきます。
まとめ
ネズミは雑食のため、思いもよらないものをエサとします。
一度齧られてしまったものは病原菌の感染リスクがあるため破棄しなくてはならず、ネズミを放置すれば買い替え費用はかさむばかりとなってしまいます。
そのため、齧られ跡を発見した時には駆除に向けて動き出しましょう。
また、ネズミかな?と自信がなかったり、小動物の駆除に抵抗があるといった場合には「ネズミの救急隊」にお気軽にご相談ください。